ミニチュアダックスフントの飼い方やしつけでの注意点はこれです。
ミニチュアダックスフントは、胴体が長いことから関節(特に腰)への負担が大きいため、
ヘルニアを代表とする関節疾患にかかりやすい傾向にあります。
そのため、ミニチュアダックスフントの飼い方で注意することは、ジャンプ・高い所や
階段の昇降・肥満等です。また、滑りやすい床や路面に対しても配慮が必要です。
ミニチュアダックスフントは、足が短いことから地面とお腹が近いため、地面が熱い時
の散歩は熱中症になりやすいので注意が必要です。そのため、地面の熱い時間帯の散歩
を避け、散歩後は充分な水分補給を取るようにしてください。特にミニチュアダックス
フントが妊娠中や子犬のうちは、ますます地面とお腹が近いので注意してください。
近年、ミニチュアダックスフントの小型化や肥満防止を目的として十分な量の餌を与え
られず、栄養失調やカルシウム不足等になるケースも増えています。
安易な餌の制限やダイエットはしないで、獣医等の相談の元で体型を維持してくださいね。
ミニチュアダックスフントの飼い方で注意すべきことは、ヘルペスです。
ミニチュアダックスフントは比較的ヘルペスにかかりやすいようです。予防するには体重や体型に応じて食事の量に気をつける事と運動量にも配慮して、なるべく高低差のある運動をさせないように言われています。
ミニチュアダックスフントのヘルペスは、脊髄の障害部位から下に症状がでるため頸椎がやられるとほぼ手足ともに麻痺します。
また、胸の中央より下部に脊髄疾患がある場合は前足は動かせて後ろのみ麻痺して急に立てなくなることがあります。
ミニチュアダックスフントのヘルペスは、痛みはあったりなかったり、歩くのを嫌がったりします。
ミニチュアダックスフントのヘルペスの症状としては、四肢の麻痺、運動失調、排尿、排便の失禁などがあげられます。
また、ある今までもふらふらしていたけど、今日は全く立てなくなったというパターンが多く、ある日突然にヘルペスになるということは無いようです。
ミニチュアダックスフントのヘルペスは、一般的には3歳から発症しやすいと言われています。
予防するには、階段の上り下りや高いところからジャンプさせない。また、2本足で立ったりピョンピョンしたりするのも良くないそうです。あと太らせない、筋肉を付ける等でしょうか。
ただ、ミニチュアダックスフントが太ってるから必ずしもなるとは限りませんし、ピョンピョンしたり階段登り降りしていてもならないミニチュアダックスフントもいます。
遺伝的になりやすいミニチュアダックスフントもいるとか・・・。
ミニチュアダックスフントは、非常に多くの毛色があることで知られています。また、ミニチュアダックスフントは
毛質ごとにその色は分かれているようです。
ミニチュアダックスフントのスムーズヘアードとロングへアードは単色と2色、その他の色があって、単色はレッド、
シェイディッド・レッド(レッドの毛先がわずかに黒いもの)イエロー(クリーム)、レディッシュ・イエロー、
二色はブラック・タン、チョコレート・タン、その他はダップル・カラー(斑)とブリンドルがあります。
一方ワイヤーへアードは、ワイルド・ボアー・カラー(野猪色)、ソルト・アンド・ペッパー(ごま塩色)、
パイボールドなどがあります。
ミニチュアダックスフントは、近年ロングヘアードのパイボールドなど毛色に新しく作出されたが種類が見られます。
ちなみにミニチュアダックスフントの交雑は認められていない為、異毛種間での交雑では、血統書は発行されないようです。
発行されるミニチュアダックスフントの血統書においても繁殖に注意が促されている毛色です。
ミニチュアダックスフントのサイズは、スタンダード・ミニチュア・カニンヘン(カニーンヘン、カニヘン)の3つに分かれ、
各国の協会において、理想のサイズが定められています。
しかし、ミニチュア・カニンヘンと明記された、仔犬時の血統書においても、骨格のつくりによって、協会の理想以上の
体型になることはあります。したがって、ミニチュアダックスフントのブリーダーは個々の骨格にあった理想体型を把握し、
栄養失調や肥満、痩せすぎや太りすぎ等に注意した上で健康維持が必要である。